あ、ねこさとろぐ(別館です)

彩の國の理学療法士。常々思っていること、お気に入りの物だけを広めていきたい。ガジェットやロードバイク好き、カメラはSONYのα6000 ilce-6000Yを使っています

10年、大都会東京砂漠で消耗しています

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まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)

まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)

 

 

 ネットで話題のイケダハヤトさんの書籍「まだ東京で消耗してるの?」を読んでみた。

内容としてはざっくりまとめると砂漠東京で消耗していないで、田舎で心身ともに優雅に暮らそうよって感じだ。

私の実体験も揉み込みながら考察してみたい

 

 

2つのテーマ

①時間感覚

②環境の奴隷

 

私は沖縄の僻地、宮古島から上京して来た身でイケダハヤトさんとは逆だけど、似たような境遇ですね。

良いとこも悪いとこもあるし一概にこれが正解とは言えないけど、私が砂漠東京に上京して失ったものを「まだ東京で消耗してるの?」を通してあげてみようと思う。

まずは宮古島のことを説明すると、当たり前だが東京より移動手段が悪い。

宮古島では基本的には車です。市内の方であれば自転車でも十分だが、ひと里離れるとスーパー等は少なくなるため車は必須。

あとは子供もの勉強の環境面では小学校や中学校は比較的多いけど、高校は島内は4校だけになります。もちろん大学や専門学校もなく進学するなら沖縄本島に出るか、私みたいに上京するしか手はないです。

私は小、中、高校と部活をしていました。部活をしていると大会があるんですよね。島内の大会なら自転車や車で行ける距離だから問題ない。

島外の大会になると話しは別です。飛行機での移動が余儀なくされてしまいます。受験もそうですね。

まあ、大学や専門学校の受験は宮古島に限らず飛行機や新幹線を使って上京する人はたくさんいるか。

私は部活での遠征や受験で結構な頻度で飛行機に乗ったと思う。きっと飛行機にあまり乗らない人からすると、その人の一生分は乗ったんではないかと…

これに対しては交通費や時間にかかるため結構しんどかった。

良い面では、都会よここに脚注を書きますりは人も少なく電車もないので、ゆっくりした時間が流れている。電車は発車時刻で管理されているから時間で支配されているといえよう。

出社時間や登校時間も時間で管理されているから完全には時間から解放される訳ではないが、それでも都会よりは比較的ゆっくり過ごせていたと思う。

沖縄には昔から「うちなータイム」ってのがある。

たとえば飲み会があったとします。仮に集合時間を8時に設定したとします。ぜっっっったいに誰一人来ません。何の連絡も来ません。

 

 

食事等の約束をしていても、遅れるのは当たり前で遅れる連絡のないこともしばしば

 

 

待ち合わせ時間に家を出る人なんてざらにいます

 

 

などなど

これは嫌がらせでもなんでもないんですよ。宮古島で生まれ物心ついた頃からこういう風習だったので疑問を持たなかったんですね。

今思えば、この風習はうちなーんちゅ(沖縄県民)の信頼、優しさであり、心の広さだったと思う。

上京したての頃、学校の友達と食事に行く約束を取り付け、うちなータイムで向かったら、激怒まではしなかったが怒られましたね。

逆に私はびっくりしましたよ。皆が時間通りに到着していることに…

流石に田舎者の私は学びました。ここは沖縄ではないんだということに。

それからというもの、約束の時間10分前には到着するように心がけています。

内地の人は心が狭いって言うつもりはありません。むしろこれが普通なんだと思います。ただ、文化や風習の違いがあるだけでこれが一般常識です。内地ではですが…

逆に沖縄ではうちなータイムが一般常識、まではいかないまでも、こういう風習があるだなって理解してもらいたいです。

最近は環境が変われば人も変わるんだなって今は実感しています。

イケダハヤトさんが言っている通り「環境の奴隷」と思う。

私もうちなーんちゅだが、ここ内地に来て沖縄の文化や風習に疑問を持つことが多くなった。個人的には疑問に持つことは良いことだと思っている。

だが、時間感覚のあり方や良かったはずのうちなーんちゅの優しさが疎まく思うことがある。前みたいに優しくできない自分がいるのです。

良くも悪くも都会に染まってしまい、考え方が変わってしまった。心にゆとりがなくなった、心が狭くなったようにも感じる。学生時代に時間に追われる生活もあり、時間感覚は完全に変わってしまいましたね。

たまに実家に帰ると、懐かしい気持ちに浸ることもでき、すごく居心地はいい。当たり前ですよね、生まれてずっと宮古島に住んできたのだから。

そう思い返しながら「まだ東京で消耗してるの?」を読んでみました。

私はちょっと違う視点だったかもしれないけど、自分の経験と比較しなが読むと面白かったです。まさに的を射てたように思います。

どこで消耗しようがしまいが今度は、転職や引越しを検討する際には実家に帰るのもいいし、田舎で暮らしたいですね。

 

 こんな感じっ