【感想】諦めることで、全てが始まるということ。を考えてみる「諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉」を読んでみたよ
動機
別に、仕事や人生に行き詰まってないと、こういう類の本は読まないよね。
ってことで、 「生きてるってなんだろう?」
と、思うぐらい行き詰まっているので「諦める力?勝てないのは努力が足りないからじゃない」を読んでみた。
印象に残った言葉
「諦める」という言葉の語源は「明らめる」だという。
仏教では、真理や道理を明らかにしてよく見極めるという意味で使われ、むしろポジティブなイメージを持つ言葉だというのだ。
人生は可能性を減らしていく過程でもある。年齢を重ねるごとに、なれるものやできることが絞り込まれていく。可能性がなくなっていくと聞くと抵抗感を示す人もいるけど、何かに秀でるには能力の絞り込みが必須で、どんな可能性もあるという状態は、何にも特化できない状態でもあるのだ。できないことの数が増えるだけ、できることがより深くなる。
僕は人生において「ベストの選択」なんていうものはなくて、あるのは「ベターな選択」だけだと思う。誰が見ても「ベスト」と思われる選択肢がどこかにあるわけでもなく、他と比べて自分により合う「ベター」なものを選び続けていくうちに「これでいいのだ」という納得感が生まれてくるものだと思う。
ひとこと
こどもの頃は、やりたい事やこれは出来るんじゃないかと思う事はたくさんあった。
大人になると、出来る事と出来ない事が分かってくる。
これは、ベストな選択なのか、ベターな選択のかと判断に困り悩んでしまい、結果、萎縮してしまい何も出来なくなる。
この本を読んで、それがちょっとは払拭できたかな。
Kindle版ならまだ、セールしているみたい。お買い得です