あ、ねこさとろぐ(別館です)

彩の國の理学療法士。常々思っていること、お気に入りの物だけを広めていきたい。ガジェットやロードバイク好き、カメラはSONYのα6000 ilce-6000Yを使っています

介護士は「ロボット」に仕事を奪われるのかを考えてみた

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こんにちは、ねこさとです!

今回は面白い記事がありました。

記事なのか分からないけど、ある人のtweetをまとめたやつなんだけど。

ホリエモン「介護のような誰でもできる仕事は永久に給料上がりません。いずれロボットに置き換わる」

http://news.i-cybernet.com/news-id78755.html

ある人って言ってもかの有名な「ホリエモン氏」なんですが…

この方の言動って面白いから、興味があるんですよねぇ。

ホリエモン氏は、将来介護士はロボットに仕事を奪われると言っています。

ぼくは、理学療法士って仕事をしているので、ほんとにロボットに仕事を奪われるのかを考えてみる。

 

介護は誰もが出来るのかを考えてみる

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出典: http://vkv1ypye.blog.fc2.com/blog-category-13.html

 

まず介護士の仕事内容はみなさんご存知だろうか?

  1. 身体介助(食事、排泄、衣服の着脱、入浴、身体の衛星管理など)
  2. 生活援助(食事の調理、洗濯、掃除、整理整頓、買い物など)
  3. 相談・助言(介護を受ける対象者だけではなく、その家族など介護者も含め、生活、身体、介護に関しての相談や助言をする)
  4. 社会活動支援(家族や近隣の人たちとのよい対人関係が築けるように支援する。地域のサークル活動や社会活動の情報提供など)

 

箇条書きにするとこんな感じ。

これだけを見ても全てをロボットが担えるとは思えない。

世間で取り上げられているのは、ベッドから車椅子へ移すときの介助やお風呂やトイレへの介助が大変だということが多く取り上げられていると思う。

実際の現場でも、この場面は腰を痛める原因にもなるし、すごく大変なところ。

介助側の身体を守ろうと、企業の取り組みもあって、介助用のロボットも昔よりは普及するようになりましたねぇ。

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有名どこだと、「移乗介助支援用ロボットスーツHAL」が有名かな。

これは、介護者の腰への負担を減らすためのサポートに近いマシン。

ロボットに任せられるとしたら

上記に箇条書きにした番号で挙げると、現時点では1、2などでですね。

ベッドや車イス、お風呂へ入れるなどといった、移す動作はロボットに任せてもいいのかなって思う。

最近では、早稲田大学が「家事」も手伝ってくれるようなロボットも開発していて発展はしている。

しかし、現時点では人間のような細かい動きまではカバーしてくれるようには思えない。

洗濯や掃除といったものは、すでに機械化されている。

洗濯物に関しては、洗濯機の中に入れるだけなので、ロボットでも簡単であろう。

干すのは大変だと思うけど…

掃除も「ルンバ」といったお掃除ロボットも出ているし、ルーチンワークの中で考えれば、洗濯、掃除はロボットでも簡単。

ロボットは感情的な部分は理解できるのか

ここ最近は、「AI」もすごく発展してきたと感じます。

身近な物でいえば、iPhoneの「siri」は知っている方も多はず。

人間が発した言葉を理解して、要望に応えるっていうのはAIさながらですよね。感情を読むことは出来ないけど。

介護ロボットも感情を理解してくれないと、上記の3、4のことをすることは不可能。

相談や助言っているのは論理的なことでなく、感情的なところでもありデリケートな部分であるし、相手の距離感も大事になってくる。

感情というものは複雑で不思議なものです。

人間のぼくたちも、相手の気持ちが分からないってのに、機械であるロボットが理解できるはずがないってのが、ぼくの見解です。

さいごに

もしかしたら、長い目でみると感情を理解できるロボットが出てくるかもしれない。

それまでには、長い年月がかかると思う。

なので、今すぐに介護士がロボットに仕事を奪われることはないと思う。

介護士だけでなく、セラピストの立場だって危ういかもしれない。

機械が「感情」といった精密でデリケートな部分を理解することがないように願うばかりです。

 

この漫画は、人間とアンドロイドのお話で、感情を理解しようと葛藤のもの語りが描かれている。

3巻完結なので、オススメの漫画です。